事例集
「四国の最果て」とも言われる土地柄、以前から日本人スタッフの募集には大変苦労されていました。特に、収穫期などの繁忙期における人材確保は喫緊の課題であり、人手が足りないことで収穫作業が滞り、売上機会の損失に直結しかねない状況でした。
導入前は、天候の影響もあり作業が思うように進まず、袋掛けなどの工程に割く人手が圧倒的に不足し、その結果収穫が間に合わずに廃棄せざるを得なかった量は年間で60トンにも及び、経営上の大きな痛手となっていました。
「日本人を募集しても、なかなか人が集まらない」
このままでは、せっかく育てた果樹を最高の状態で出荷することも、目指している農地拡大もままならない。そんな強い危機感を抱えていらっしゃいました。
これまで日本人材の雇用にこだわってきましたが、状況は好転しませんでした。
そんな中、新たな活路として見出したのが、特定技能外国人の人材派遣サービスでした。
最初は、文化や言語の違う外国人材を受け入れることに不安がなかったわけではありません。しかし、現状を打破するためには新たな挑戦が必要であると判断。人手不足という根本的な課題を解決するための、弊社のサービスを通じて外国人材の受け入れを決断されました。

導入後、特定技能外国人スタッフたちの働きぶりは、経営者の期待をはるかに超えるものでした。
持ち前の真面目さと熱心さで、すぐに現場に欠かせない「戦力」として定着。
除草や、摘果、収穫、選果、袋掛けといった果樹生産の全プロセスにおいて、日本人スタッフと遜色なくパフォーマンスを発揮してくれています。
初期には5名程度の派遣実績だった人材も、繁忙期のピーク時には25名の外国人スタッフが活躍。彼らの力があったからこそ広大な農園の作業を滞りなく進めることができ、各種ECサイトへの出荷も安定して行えるようになりました。その結果、土佐文旦の収穫量は前年比で1.6倍にまで増加するという、具体的な成果にもつながっています。
「外国人のみなさんがいてくれるおかげで、収穫が間に合い、しっかりと売上が立つようになりました」と感謝の言葉をいただいており、外国人スタッフの貢献は絶大なものとなっています。
また、円滑な受け入れためにおおぐし農園様では「ゆっくり話すこと」や「共通のジェスチャーで伝えること」を意識し、意思疎通の努力を重ねてこられました。休み時間には仕事以外の話も交え、スタッフの体調面なども気遣ってくださる細かな配慮が、彼らの定着と活躍を支える大きな要因となっています。
おおぐし農園様にとって、特定技能外国人の存在は、単なる労働力ではなく、農地の拡大と事業の未来を共に創るパートナーとなりました。
人手不足という長年の課題を克服し、売上向上と事業拡大の起動に乗ったいま、今後も継続的に弊社の人材派遣サービスを利用し、彼らと共に成長していきたいと語ってくださいました。
今後の展望として、更なる売上向上と農地拡大を検討されていますが、やはり「人」の力が必要になるため、新たに現場を牽引するリーダーとなれるような外国人材の輩出にも期待したい、と次なるステップへの意欲を示されています。
彼らの活躍は、日本の農業が抱える課題に対する、一つの大きな希望の光となっています。
